横溝正史原作の文庫本で、探求難の2冊をセットにしました。 八つ墓村 初版 昭和46年(1971)発行 横溝正史の名が世に広く知られる様になったのは、昭和51年(1976)同氏原作の「犬神家の一族」が角川春樹事務所により映画化され全国で公開されてからです。この八つ墓村はそれ以前の発行になります。 角川書店の横溝正史の文庫本の表紙絵と言えば、そのほぼ全ては杉本一文氏によるものですが、この本の表紙絵は河野通泰氏によるものです。 ちなみに杉本一文の一文は『かずふみ』ではなく『いちぶん』と読む様です。 本陣殺人事件 黒猫亭事件31版 昭和53年(1978)31版発行 昭和52年(1977)にテレビ放送が始まった古谷一行氏が金田一耕助役を務めた横溝正史シリーズ、この番組で黒猫亭事件も映像化され放送されることとなり、その宣伝の意味もあってこの表紙絵のカバーで発行されました。しかし元々短編だったため2週で終了、表紙絵のカバーも以前の物に戻されてしまったため、発売されていた期間が短く世に出た数も極めて少ない様です。 帯付きで残っているのはさらに少ないと思われます。背表紙の部分の色あせもほとんど見られず、貴重な一冊と思います。 二冊ともかなり古い文庫本になるので、ヤケ、スレ等経年劣化がありますが、読むのには何等問題ありません。 よろしくお願いいたします。 #横溝正史 #金田一耕助 #角川書店 #映画化本 #八つ墓村 #本陣殺人事件 #黒猫亭事件 #初版本 #レア #文庫本